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by mikey2010
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敬語が5種類に増加

 「丁重語」と「美化語」を追加

文化審議会(阿刀田高会長)は2日、「敬語の指針(答申)」を取りまとめ、伊吹文明文部科学相に答申した。

 現在のところ、敬語は「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類に分けられるのが一般的だ。それが今回の答申では、「謙譲語」を「謙譲語Ⅰ」「謙譲語Ⅱ(丁重語)」とし、「美化語」を加え、5種類に分けて解説している。

 答申によると、〈向かう先〉に対する謙譲語は「謙譲語Ⅰ」となり、〈相手〉に対する謙譲語は「謙譲語Ⅱ」となる。例えば、「行く」の謙譲語である「伺う」「参る」のうち、「先生のところに伺う」というように敬意の対象となる〈向かう先〉がある「伺う」は「謙譲語Ⅰ」に、「明日から海外に参ります」というように〈向かう先〉がなくても成り立ち、聞いている〈相手〉に対して敬意を示す「参る」は「謙譲語Ⅱ」となる。

 謙譲語Ⅰ:伺う、申し上げる、拝見する、お…する、など
 謙譲語Ⅱ:参る、申す、…いたす、小社、拙者、など

 「美化語」とはものごとを美化して述べるもので、「お酒」「お料理する」などが該当する。

 文化庁としては、今回の5分類が敬語使用の基本方針として活用されることを期待しているようだ。しかし、世間ではかえって理解するのが難しくなるとの声も多い。というのも、「謙譲語Ⅱ」の中には「先生のところへ参る」のように〈向かう先〉を持つ語があったり、「申し上げる」は「謙譲語Ⅰ」なのに「申す」は「謙譲語Ⅱ」だったり、「お名前」は「尊敬語」で「お酒」は「美化語」だったりと、なかなかやっかいなのだ。

 なお、学校教育の敬語指導については「児童生徒の発達段階等に十分配慮した、別途の教育上の適切な措置にゆだねたい」としている。
by mikey2010 | 2007-02-05 16:03 | *_*社会・世相