騙されない日本人のための投資戦略01
2006年 04月 08日
第1回 ライブドア・ショックの教訓
いまだオトソ気分に浸っていた日本のマーケットを襲った「ライブドア・ショック」。
真実が明らかになるには、さらに時間が必要だろうが、「勝ち続けたい日本の個人投資家」として、そこから学んでおきたいことが1つある。
それは投資で勝ち続けるには、マーケットだけ見ていればよいというわけではないことだ。むしろマーケットで勝ち続けるための情報は、マーケットの外にあるということ。――それを教えてくれたのが、「ライブドア・ショック」だったのである。
憶測を極力排して「事実」を積み重ねていったとき、今回の出来事から読み取れることは、「政治と経済は表裏一体」ということに尽きる。そして今年の日本には9月に「小泉総理の退陣」という、すでに目に見える山場が控えており、そういう意味で「政治の季節」真っ只中にある。
政治の動き1つ1つと、今回の「ライブドア・ショック」をめぐる出来事とを丹念に突き合わせていき、そして検証していくことが、第2、第3の「ライブドア・ショック」に向けて、個人投資家がおこなっておくべき最大の課題なのであろう。
もちろん「政治の季節」が吹き荒れているのは日本だけではない。米国では今年11月に中間選挙が控えているが、早くもブッシュ共和党政権の苦境ぶりが報道されている。また、米国の隣国たちである中南米でも大統領選挙などが相次ぐ予定だ。一方、アジアはというと例えば2007年には韓国で大統領選挙がある。
世界中が大きな「政治の季節」に巻き込まれつつあるといっても過言ではない。
そして選挙には「カネ」がいる。もちろん不法なカネという意味ではなく、人件費といった意味だ。
では、一体そのカネはどこからやってくるのか。それはマーケットからである。
マーケットは「政治の季節」の中でますます活況となっていき、とりわけ日本のマーケットが「買い」であることは世界中の投資家たちが知っていることだ。そこで資金調達をしない選挙参謀がいるだろうか。
「ライブドア・ショック」は、そうした世界中の「政治の季節」の始まりと、政治と経済との絡み合いを、まざまざと教えてくれる出来事だ。
そのことに気づいた順に、個人投資家としての番付が決まってくるということ。これがこの「ショック」の教訓といえるだろう。
「原田武夫」のプロフィール*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
●経歴
東京大学法学部中退(法学士)。12年間にわたり外交官として日本外交を支える。現在は、独立系シンクタンク「原田武夫国際戦略情報研究所」の代表をつとめる。
●自己紹介
12年間にわたる外交官としてのキャリアを積んだ後、2005年春に独立しました。独立したきっかけはずばり、「上司より、僕の方がはるかに情報もってるじゃん!」っていうことに気付いたこと(上司の方々、ごめんなさい。でもほんとなんです(笑))。
今は、外交官時代に築いた情報ネットワークをさらに拡大しながら、世界の今を追い、日本のこれからについて考え、発言してきています。
日本人にとにかく足りないのが、「国際感覚」と「金銭感覚」。平和で豊かであったから仕方がないといえば仕方がないのかもしれませんが、これからはそういうわけにはいきません。マネーは世界を巡り、日本を突き抜けていきます。「世界を知らなければ、お金持ちにはなれない」という世の中がもう来ています。
そこで、普段は世界のことなんて考えたことの無い人でも分かりやすいように、誰がどんな目的で世界のどこからどうやって日本というマーケットを狙おうとしているのかをお話していこうと思っています。これさえ知れば、もうあなたも「世界のお金持ち」の仲間入りです。
いまだオトソ気分に浸っていた日本のマーケットを襲った「ライブドア・ショック」。
真実が明らかになるには、さらに時間が必要だろうが、「勝ち続けたい日本の個人投資家」として、そこから学んでおきたいことが1つある。
それは投資で勝ち続けるには、マーケットだけ見ていればよいというわけではないことだ。むしろマーケットで勝ち続けるための情報は、マーケットの外にあるということ。――それを教えてくれたのが、「ライブドア・ショック」だったのである。
憶測を極力排して「事実」を積み重ねていったとき、今回の出来事から読み取れることは、「政治と経済は表裏一体」ということに尽きる。そして今年の日本には9月に「小泉総理の退陣」という、すでに目に見える山場が控えており、そういう意味で「政治の季節」真っ只中にある。
政治の動き1つ1つと、今回の「ライブドア・ショック」をめぐる出来事とを丹念に突き合わせていき、そして検証していくことが、第2、第3の「ライブドア・ショック」に向けて、個人投資家がおこなっておくべき最大の課題なのであろう。
もちろん「政治の季節」が吹き荒れているのは日本だけではない。米国では今年11月に中間選挙が控えているが、早くもブッシュ共和党政権の苦境ぶりが報道されている。また、米国の隣国たちである中南米でも大統領選挙などが相次ぐ予定だ。一方、アジアはというと例えば2007年には韓国で大統領選挙がある。
世界中が大きな「政治の季節」に巻き込まれつつあるといっても過言ではない。
そして選挙には「カネ」がいる。もちろん不法なカネという意味ではなく、人件費といった意味だ。
では、一体そのカネはどこからやってくるのか。それはマーケットからである。
マーケットは「政治の季節」の中でますます活況となっていき、とりわけ日本のマーケットが「買い」であることは世界中の投資家たちが知っていることだ。そこで資金調達をしない選挙参謀がいるだろうか。
「ライブドア・ショック」は、そうした世界中の「政治の季節」の始まりと、政治と経済との絡み合いを、まざまざと教えてくれる出来事だ。
そのことに気づいた順に、個人投資家としての番付が決まってくるということ。これがこの「ショック」の教訓といえるだろう。
「原田武夫」のプロフィール*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
●経歴
東京大学法学部中退(法学士)。12年間にわたり外交官として日本外交を支える。現在は、独立系シンクタンク「原田武夫国際戦略情報研究所」の代表をつとめる。
●自己紹介
12年間にわたる外交官としてのキャリアを積んだ後、2005年春に独立しました。独立したきっかけはずばり、「上司より、僕の方がはるかに情報もってるじゃん!」っていうことに気付いたこと(上司の方々、ごめんなさい。でもほんとなんです(笑))。
今は、外交官時代に築いた情報ネットワークをさらに拡大しながら、世界の今を追い、日本のこれからについて考え、発言してきています。
日本人にとにかく足りないのが、「国際感覚」と「金銭感覚」。平和で豊かであったから仕方がないといえば仕方がないのかもしれませんが、これからはそういうわけにはいきません。マネーは世界を巡り、日本を突き抜けていきます。「世界を知らなければ、お金持ちにはなれない」という世の中がもう来ています。
そこで、普段は世界のことなんて考えたことの無い人でも分かりやすいように、誰がどんな目的で世界のどこからどうやって日本というマーケットを狙おうとしているのかをお話していこうと思っています。これさえ知れば、もうあなたも「世界のお金持ち」の仲間入りです。
by mikey2010
| 2006-04-08 10:03
| *_*mikeyの資料庫